副題・おもしろい!進化のふしぎ
📕本書との出会い
大人気!ざんねんないきものシリーズの第一弾です。
生き物の残念な生態とコミカルな絵が最後まで楽しく、大人の方でも楽しめる一冊だと思います。
唯一の弱点は書店では児童書コーナーに置いてあることですかね。
ちょっと立ち読みしてニヤケてしまうと、周りの母親たちは我が子を守り、僕に攻撃的な目線を送ってくるような気がしてしまいます。
強い母親の生態が児童書コーナーにある気がしますが、大きな声では言えません。
本書を買う時は視力8.0になって遠くから狙いを定め、一目散に狩りをするフクロウのような心構えが必要です⁈
📘あらすじ
ざんねんないきものとは一生けんめいなのに、どこかざんねんないきものたちのことである。
冒頭から本書についてです。
本書では1ページに1種類、100種ほどの動物の生態について紹介しています。
≪ダチョウは脳みそが目玉より小さい≫とかですね(^_-)-☆
ダチョウは頭が悪いことで有名ですが、脳の小ささに比例するかのように記憶力が悪いです。
仲間が走ったら周りの群れも走り出しますが、なぜ走っているかは分かりません。
群れ同士がすれ違ったら仲間が増えたり減ったりしていますヾ(≧▽≦)ノミンナオナジカオニミエルノダロウネ
第一章は進化のお話しが面白いです。
ここではキリンが偶然、足も長く首も長くなったとしています。
この説には違う意見が多数ありますが、話すと長くなるので割愛します。
詳しく聞きたい方はコメントください(^_-)-☆カタリアイマショウ
📗見どころ
さて、本書で気になった動物をいくつか紹介します。
「クジャクの羽は長すぎてじゃま」
オスだけにある羽はメスからモテるためです(≧▽≦)
羽は飛ぶのにも走るのにもじゃまで強風に煽られると転んでしまいます。
クジャクの鳴き声がイヤーンと聞こえるのも残念ポイントに挙げられていました。
「雨の日が続くとミユビナマケモノは餓死する」
ナマケモノは気温が下がると内臓が働かなくてお腹いっぱいでも餓死するとのことです。
残念というかかわいそうな生態ですね( ;∀;)
「アライグマは食べ物をあらわない」
野生のアライグマは食べ物を洗いません。
洗っているように見えるのは水辺でエサを探しているだけなんだとかです。
動物園では食べ物を洗ますがそれはヒマだかららしいです(≧▽≦)
「カマキリのオスはメスに食べられがち」
これは有名かもしれませんが、書き方が面白いですね。
カマキリは攻撃的な性格で目の前に自分より小さくて動くものがあるととりあえず攻撃します。
オスは食べられながらでも生殖できますが、時に目的を果たす前にメスに食べられてしまうのだとか( ;∀;)カワイソウニ
📙最後に
僕は本書をたまに動物園で読んでいます。
ただ、残念な動物を見つけてもそのことを指摘はしません。
本人から怒られてしまいそうだし、それは個性として大事にして欲しいからです。
たくさんの動物に興味を持てるようになる素敵な一冊の紹介でした。
最後に上野動物園に通い詰めていた僕から一つ。
「ハシビロコウは結構動く」
動かない鳥、で有名なのに結構動く。
下半身は動かないというのが正しいと思います。クエェ^(‘Θ’)^
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