「ぜったい人に嫌われない技術」内藤宣人
📕本書との出会い
春ですね。
≪春が二階から落ちてきた≫は伊坂幸太郎作品で有名な一文ですが、そんな気分です⁈
僕は今の職場は好きです。
日々パソコンとのにらめっこなので誰とも話さずに一日が終わることがたまに寂しく感じますが、その分人間関係に不満は全くありません。(本音ですよ)
でも仕事が嫌だったり、会いたくない人がいたりと憂うつな人もいることかと思います。
また、入社したばかりで人に気を使いすぎてしまう人もいるかと思います。
心理学者のアドラーさんも言います。
「すべての悩みは人間関係だ」と。
今回は新しい人間関係が築かれるこの時期にオススメの自己啓発書を紹介したいと思います。
本書をマスターすれば必ず職場で良い人になれることを約束できるくらいに良い本です。
📘本書について
著者はアドラーさんと同じく心理学者です。
他の著作に「レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか」があります(^O^)/ヤクニタチソウ
上はまだ読めていませんが、フィールドワークが得意そうな雰囲気があります。
本書にはさまざまな嫌われないためのテクニックが収録されていますが、そのどれもを根拠を持っておすすめしてくれていました。
きっと著者が試してる部分も大きいのだろうと思います。
それでは本書についてをまえがきから抜粋です。
「好かれる」などと、積極的なことは考えなくともいい。どうすれば嫌われるかを考えて、それを絶対にしないと決めるだけでも、けっこう好かれるからである。
人間関係の急所だけをきちんと押さえて、「嫌われない人」を目指しましょう。
📗本書で学べること
本書では63の小題から具体例や根拠を示して記されています。
例えば第1章の最初は「嫌われる原因のトップは、”ワガママ”である」では具体的なデータから対応策までが書かれています。
こちらはアメリカの学生600人に聞いた、どのような方に困らされたかの集計結果が書かれています。
ランキング形式で発表しますね(^_-)-☆
1位・相手がワガママだった。
2位・相手が自分の思い通りにしようとした
3位・自分の要求ばかり通そうとする
でした。1位から3位までがワガママな人と言えそうですね。
《嫌われたくないのであれば、ある程度までは、相手に合わせることも覚えておいた方がいい》とも書かれています。
本書の一丁目一番地に書かれていることなのですべてがここに尽きるかもしれません。
他にも本書の内容を箇条書きで発表しますね(^_-)-☆
●笑顔は最高のコミュニケーション
●イヤなヤツとうまく仕事するのも、給料のうちと心得よ
●相手と波風を立てるようなことは、最初から口にするな
●相手が聞きたいことだけに答えろ
●自分ではどうにもできないことで悩むな
●小さな頼みごとでも、深々と頭を下げろ
●みんなに必要とされる”便利屋”になれ
こんなところですかね。お役に立てそうなものがあるかと思います。
すべて実践できれば、嫌われない人どころか仕事でも結果が出せて昇進につながるかもです。
📙最後に
ぜったいに嫌われないとタイトルにあるものの《嫌われてもいい、ただし、その数はできるだけ少なくせよ》ともありました。
著者の嘘はつきたくない、嘘をつかれたと思われたくないという誠実さを感じました。
僕が特に意識して実践していることは「小さな頼みごとでも、深々と頭を下げろ」です。
頼みごとをする時には「ちょっと」という言葉を使ってはいけないとのことです。
それは相手を配慮した言い方ではないからです。
忙しい時に「ちょっと」などと話しかけてしまえばむっとされることでしょう。
「すみません、ハサミを借りてもいいですか?」と借りた後には「ありがとうございました。」とていねいに言うことが大切みたいです。
僕はこのことを社内の人と話すときに強く意識しています。
お礼を言う機会を作ることもできますし、話しかけやすくなるからです。
これぞ、新生活にオススメの一冊です。
コメント