📕本書との出会い
矢崎存美さんのぶたぶたシリーズに今頃ハマってしまい、何故か熊について書きたくなりました。
熊って不思議な動物ですよね。
ヒグマは恐ろしい。プーさんはかわいい。シロクマは動物園のスターです🧸
熊園では熊同士の小競り合いに客が目をキラキラとさせています。
今回は熊についてお話します。
それは強い熊を中心に話をします。(もちろん本の話もします)
ちなみに弱い熊はツキノワ熊で小学生の低学年くらいの身長でつぶらな瞳が特徴です。
強い熊はヒグマです。ヒグマは2mを超えるので出会ったらヤバいです。
爪は30cm、牙は鋭く、走る速度は最高で60km/hです。
まともに戦ったら勝ち目はないです。
ですが、出会ってしまったからといって人生をあきらめないでください。
対処法については調べたので最後に書きますねヾ(≧▽≦)ノ
📘①「シャトゥーン ヒグマの森」増田俊哉
北海道の冬の雪山を舞台にギンコというヒグマが暴れまくる話です。
冬のヒグマは恐ろしいです。
ギンコは冬眠に失敗してイラついています。
さらにケガをしていて手に負えません。
冬眠に失敗し、人間の反撃で傷を負い、更に子連れです。
これが最も危険な状態のヒグマらしいです。
最強のギンコが誕生してしまいました。
生きながらにして腹を食われるシーンは本当に恐ろしいです。
ヒグマはとても頭が良い上に、鼻が効きます。
一度人の味を覚えてしまった以上、闘うしかありません。
巨大生物vs人間の最高峰の戦いがここにはあります。
こちらはマンガにもなっています。
📘②「羆嵐」吉村昭
本書は事実を基にした小説です。ゆえに怖いです。
こちらのヒグマもやはり冬眠に失敗しています。
大正4年(1915年)の12月でした。
わずか2日の間に6人がヒグマに殺害されています。
日本獣害史上最大の惨事です。
こちらのヒグマは主に女を襲います。
最初に食べたのが女性なので、着物を着た人は弱いという認識をしてしまったのでしょう。
結果だけをいうと、ヒグマに襲われた村は無くなりました。
そんな場所には住まない方がいいという判断は当然だったと思います。
しかし、ヒグマは生かしてはおけません。警官隊と老練な猟師は犯人を追いつめます。
「羆嵐」は熊撃ちを生業とする人の優れたドキュメンタリー作品でもありました。
こちらは映画化しています。
📗ちょっと休憩で雑談
上2つのどちらの小説も北海道の天塩岳が舞台です。
それだけこの獣害事件がインパクトのあるものだったのでしょう。
熊はとても執念深いことでも知られています。
奪われたカバンを取り戻した人が襲われたり、熊に襲われて亡くなった方の死体を取り返し、お墓に埋めたらその墓を掘り返したりします。
熊に取られたものを取り返してはいけません。
奪い返しに成功してもそののちに熊が襲ってきます。
熊には決して関わりたくないですね。
おばけより怖い存在です。
これらを読んでしまうと熊をかわいいと言いづらくなると思います。
すでに僕は熊をかわいいとは言えなくなっています。
でもパンダ🐼はかわいいです。あいつは猫です。
📘③【公開処刑人 森のくまさん】堀内公太郎
これは「森のくまさん」なる処刑人が悪人を成敗する話です。
「森のくまさん」は犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼です。
レイプ常習犯やいじめを助長する鬼畜教師などを処刑します。
サスペンス色が強いながらも謎もしっかり解く、一気読みのミステリーです。
あっさりと紹介しますが、読みやすい小説が好きな方に特におすすめです。
📙おわりに(熊と出会った時の対処法)
まず言わなければならないのが、出会わないための努力は必要ということです。
熊の目撃地域には近寄らない、熊よけの鈴などを装備するなどです。
それでも熊と出会ってしまい、すぐ目の前にいるときの対処法は2つです。
というより2つしかありません。
2つとは闘うか、逃げるかです。
このどちらかを一瞬で選べるように心の準備をしておいた方がいいです。
生物学者の先生たちも未だに絶対的な対処法がわかっていないそうなのですが、、、
なにせデータが足りないですよね(;^_^A 実験できないし
死んだふりは有効という学者もいます。
ただ死んだふりをしても生き残る可能性はあるのですが、その経験を語れるのは生きて帰った人だけです。
やっぱり戦うか逃げるかした方がいいかと思います。いずれにしても全力を尽くすことが必要です。
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