【東京二十三区女】長江俊和
📕はじめに
僕は どこまで行っても中野は日本の東京出身です。
シティーボーイとはよく言われますね。意味も分からず、「そんなでもないですよ〜」と答えるのですが。
ツラみもうれしみもある場所ですが、基本的にはアゲみざわです。
中野区は違法駐輪自転車の撤去の速さは日本屈指です。撤去されたときはテンションがさげぽよですが、罰金を払うときは中野区を支えている気持ちを味わえます。
すみません。整理します。
今までの言葉はケミオさんの言葉が中心でした。彼の言葉は文学界に衝撃を与えたことは有名です。
ちょっとマネしてみたくなったのです。マジ卍も入れたかったのですが、ケミオさんはマンジを使わないみたいですね。
人は見かけによらないということですかね。
📘あらすじ
不毛な200文字を読ませてしまいました。
ここからは本と向き合います。
でも、本を買うときに作者や舞台となる地名は大切な情報ですよね。
地元の作家さんが書いた、とか地元が舞台の本です、とかは本を買うときの動機に繋がります(^_^)
本書はタイトルの通り、東京の二十三区が舞台です。
知っている場所で、知らない歴史を掘り下げてくれるので、とても読みやすかったです。
📗見どころ
長江俊和さんの小説は、ウンチクが詰まっているところが魅力的です。
東京都はもともと、東京府十五区だったらしいです。その後いろいろあって今の23区になったらしいですね。
僕は江東区に住んでいたこともあるのですが、江東区は深川区と城東区が統合してできたらしいです。江東区は深川めしが有名だったので納得しました。
物語は一つの区をオカルト系のライターをしている原田璃々子とその先輩の民俗学者の島野がオカルトを求めて歩きます。
島野はウンチク担当です。僕も彼と東京を歩きたいです。でも島野は性格がきつい(><)
一つの区には女と謎があります。基本的に長江俊和さんの小説は一行たりとも見逃せないですが、璃々子以外の人が語り手を務めるときは先が気になり過ぎて謎がどうでもよくなります^_^
まぁその読み方もありですよね。
1章の「板橋区の女」ではまず自殺の名所を歩きます。
固有名詞は避けますが、この団地の自殺の多さは尋常ではないみたいです。
島野のウンチクは歩きながら進み、次は縁切榎の絵馬の謎に迫ります。
縁切榎には縁を切りたい人の実名が書かれています。不倫相手の不幸を願うような内容が書かれているのが怖いです。
ここは呪いの名所です。
実在する場所を史実を織り交ぜながら、フィクションを作ります。
長江俊和さんの秘儀が炸裂している話でした。
ちなみに謎の絵馬の文は
《妻には過去のゆか 憂い怒る怖い。かなし》でした。なにかピンときた人はすごいです。
📙最後に
物語は6章ありますが、どうやら璃々子にはルポを書く以外に目的があり、島野にも秘密がありそうです。
本書はドラマ化もしているみたいです。
とても怖そう。けど豪華女優陣が出てるのでいつか観てみたいです!
今回はこんなところです。楽しんでいただけましたか?
楽しかったという方はケミオさんのチャンネルを登録してくださいね。
📙最後に(その2)
僕はホラー小説が大好きで、いつかホラー小説ブログで有名になりたいです(*‘∀‘)
単に怖い、恐ろしい、という小説も面白いですが、人が怖いとか幽霊にも動機があるはずだみたいな小説も好きです。
これからはもっと怖い小説や僕の創作怖い話なんかもいれていこうかなと思います。
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