「できなくたっていいじゃないか!」 監修 佐藤克文
副題「あきらめたいきもの事典」
📕はじめに
今回は僕の動物本の楽しみ方を紹介したいと思います。
ポイントは大きく分けて3つです。
妄想話が続きますが、僕は自称普通の人間なので、希少な動物を見るような目では見ないで欲しいです。
📘ポイントその①僕と動物との戦い
一見、何を言ってるかわからないと思いますが、武井壮さんを思い浮かべていただければ、イメージしやすいかと思います。
武井壮さんは百獣の王と検索すれば出てきます(*‘∀‘)
彼に質問すればライオンや室伏広治の倒し方を面白おかしく説明してくれます。
そんな武井壮さんに影響を受けたのか、僕は動物を強い、弱いで見てしまいます。
なので、上野動物園で動物を見たときの感想で一番多いのは「こいつには、敵わない」です。
虫だったら巨大化させて戦います。
まるでスティーブン・キングの「ミスト」みたいです。
ちなみに僕は亀🐢が大好きです。
先日亀のどこが好きなの?と聞かれることがありましたが、「防御力の高さ」と答えました。
相手は笑ってくれていましたが、内心「こいつやべえ奴だな」と思わせてしまったかもしれません。
ちなみに亀は本書で「はやく動くことをあきらめた」動物とされていますが、僕に言わせれば、はやく動く必要がないほど強いです!あと、本気を出せば速いです。
生物の目的は繁栄にあるので、硬くて敵なしというのは最強の能力です。
亀の弱点は子どものときはやわらかいからたくさん食べられてしまい、大人になる個体が少ないことですね。
📘ポイントその②僕のベッドに連れてくる
この手の本はデータ欄がとても楽しいです。
データ欄を見てはニヤニヤしてしてしまいます。
僕の使っているベッドの縦幅は約2mです。
いつかお金持ちになってジンベイザメサイズ(約20m)のベッドを買うのが夢ですが、あらかじめサイズがわかる物があると、想像しやすいです。
本書ではニシオンデンザメがいいキャラしていました。
彼は体長5〜6m、僕のベッドで3つ分です。
彼は北極に住んでいます。そこは寒い上にエサが少ない環境です。
そこで彼ははやく泳ぐを諦めました。
時速1〜3㎞で泳ぎます。僕が歩くのより遅いって凄いですね。
あと、寿命が400年!一体どうやって数えたのでしょうか。
学者が何代にもわたって研究したのかもしれません。
ニシオンデンザメは本書の中で一番好きになりました。
📗ちょっとひとやすみ
ホシバナモグラが表紙の左下に映っていますが、本書ではイケメンになることをあきらめたと紹介されています。
ひどいですよね。
彼からみたら僕たちの方がブサイクかもしれないですよね。
彼らは自分の身1つで生き抜いていきますが、僕たち人間は読書のしすぎで視力が弱くなったり、お金という相対的なものに踊らされたりします。
なんて、哲学めいたこともたまに書きたくなるのです。
📘ポイントその③想いは時を超え、不変なものを見つける
かっこいい題をつけましたが、ようはタイムスリップです。
今、生きている生物はみな環境に対応しています。
過去を知れば、現世で生き抜く術が見つかるかもです。
本書ではカブトガニについて、「人生の半分をあきらめた」と書いています。
一年の半分を冬眠して過ごすのでこう言われてしまいましたが、これはカブトガニさんの生き延びる作戦ですよね。
この作戦で2億年前から姿を変えずに(変える必要がないくらい、完成している)生息し、個体の寿命も25年あるんですから、僕たち人間が冬眠という必殺技を見習った方がいいかもしれません。
📙最後に
本書ではデータ欄に?が多くて、それにも感動しました。
現在調査中ということですね。
簡単には理解させてくれない動物たち、そこにロマンがあるように思えたのです。

最近猫カフェに行ってきました。
このもふもふ感と愛くるしさにはつい、「こいつには、敵わない」と呟いてしまいます。
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